13:00受付開始
13:30主催者 挨拶
13:40
饗庭 伸(あいば しん)氏
首都大学東京 都市環境学部 教授
1971 年兵庫県生まれ。首都大学東京都市環境学部教授。早稲田大学理工学部建築学科卒業。博士(工学)。専門は都市計画・まちづくり。人口減少時代における都市計画やまちづくりの合意形成のあり方について研究すると同時に、実際のまちづくりに専門家として関わり、そのための技術開発も行っている。主な著書は『都市をたたむ』(花伝社)、『津波のあいだ、生きられた村』( 共著、鹿島出版会)、『白熱講義 これからの日本に都市計画は必要ですか』( 共著、学芸出版社)、『東京の制度地層』(編著、公人社)など。
人口減少時代の都市計画
人口が減少すると空間が不要になり、都市が縮小すると言われています。しかし多くの人が思い描いているように都市は中心に向かって縮小していくわけではなく、「スポンジ化」とよばれる、都市の空間に小さく穴があいていくようなパターンで縮小していくと言われています。人口減少が不可避なのとおなじようにスポンジ化は不可避であり、私たちはその構造への理解なくしては都市計画やまちづくりに取り組むことができません。本セミナーではスポンジ化のメカニズムとともに、その構造をいかした都市計画やまちづくりの方法やその実践についてお話しします。
15:30休憩
15:10
給電方式の変遷と
今後の直流給電の可能性
商用電源のネットワークは一部連系線を除いて交流給電が一般的ですが、直流給電の低損失・高信頼性、直流で動作する太陽光発電や蓄電池との整合性から、近年は直流給電が注目を浴びており、実証試験も行われています。そこで、あらためて給電方式の変遷についてまとめるとともに、交流給電と直流給電のメリット・デメリットについて考察し、今後の直流給電の可能性について検討した結果を紹介します。山下 隆司
EHS&S研究センター 上級研究員15:50
都市とセンシング
世界人口の半数以上が都市で暮らし、今後もその割合は増加すると予測されています。国内でも三大都市圏、特に東京圏への人口集中が進む一方で他の地域の過疎化が進んでいます。このような都市で生じるさまざまな課題を都市間で比較するための指標が国際標準(ISO)として制定されました。また都市の経済、環境、災害などに関わるセンシングやその研究が国内外で行われています。ここではISO の概要やセンシングの状況について紹介します。大島 一夫
EHS&S研究センターセンター長